原油価格の急騰によりガソリンが高くなりましたね。これだけ高くなると少しでもガソリン代を節約したいと思っている人は私だけではないハズ。
ガソリンの節約法はいろいろありますが、今回はタイヤが主役。
最近、履くだけで燃費が良くなるというエコタイヤがでています。
私の車にピッタリのエコタイヤを探すべく調査して見ました。本当は全て履いてみて試すのが良いのは分かっていますが、経済的にちょっと無理なので…。
まず、
【エコタイヤとは?】
エコタイヤには2つの概念があります。
1.転がり抵抗を減らし燃費を向上させる。
燃費向上は二酸化炭素削減につながり、地球温暖化防止に役立ちます。
2.「資源のECO」という方法。
材料の見直しやリサイクル性の向上により廃棄する際に出る二酸化炭素を軽減する。
タイヤメーカー各社は上の2つのどちらでエコタイヤを製作しているのでしょうか。
【横浜ゴム】YOKOHAMA RUBBER
エコタイヤの元祖は横浜ゴム。「DNA」というブランドで転がり抵抗の低減に取り組んでいます。
「DNA ECOS」はDNAシリーズの中でも最も燃費性能を意識したエコタイヤ。
独自の合体ゴムにより乗り心地と耐摩耗性を犠牲にせず、省燃費とウェット性能、高い静粛性を両立しています。
横浜ゴムのホームページDNA ECOSを参照ください。
ヨコハマゴムの最新エコタイヤが「Earth-1(アースワン)」
一般的にECOタイヤは全体的に転がり抵抗を減らした分、グリップ力が低下してしまいます。
そこを、DNAアースワンはコンパウンド(表面のゴム)に食器用の洗剤で知られているオレンジオイルを配合し、転がり抵抗を減らしながらもゴムはしなやかさを増大。
これにより、接地面全体が天候や温度といったコンディションを問わず路面にキチンと食い付くようになった。
なお、簡単にゴムにオレンジオイルを混ぜるというが、実際これは非常に高度な技術だということです。。
横浜ゴムのホームページEarth-1(アースワン)を参照ください。
【ブリヂストン】 BRIDGESTONE
ブリヂストンから発売されたのが「ECOPIA EP100」。
トレッドパターンとコンパウンドを徹底的に見直し、性能と転がり抵抗低減を高次元でバランスさせている。
具体的には実用車用として評判のいい「BスタイルEX」より30%も転がり抵抗が少ないにもかかわらず、ウエット性能はほぼ同等。その上、寿命まで長くなっているらしい。
ブリジストンのホームページECOPIA EP100を参照ください。
【ダンロップ】DUNROP
ダンロップは横浜ゴム、ブリヂストンと異なり、「資源」という観点からECOタイヤを製作している。
「エナセーブES801」というタイヤは、一般的なタイヤで使われる合成ゴム(石油と天然ゴムを混ぜたもの)の使用を減らし、天然ゴムを主原料としている。
製造段階から環境に配慮して開発された最新のエコタイヤで、石油外資源の使用比率を70%にまで高め、天然ゴムの使用比率を上げることによって転がり抵抗をなんと30%も低減しています。
エナセーブES801からさらに進化したのが「エナセーブ97(ENASAVE97)」です。
「化石燃料」から「天然資源」への指針で、石油外天然資源比率97%を達成しています。
具体的には
・鉱物油 → 植物油
・合成ゴム → 天然ゴム、改質天然ゴム
・合成繊維(ポリエステル・ナイロン) → 植物性繊維(レーヨン)
・カーボン → シリカ
といった材料の見直しがされています。
また、転がり抵抗はなんと35%も低減しています。
ダンロップのホームページはこちら ENASAVE 97
たいへん分かり易く見ていて楽しいホームページになっています。
【トーヨータイヤ】TOYO TIRES
テオ(TEO)
シリカ配合コンパウンドを採用することで転がり抵抗を大幅に低減したのが特徴。
またエアキープライナーにより、空気漏れを抑えて長期間適正な空気圧を保つことができます。
東洋タイヤのホームページはこちら トーヨー環境タイヤ
【ミシュラン】MICHELIN
エナジーXM1
左右非対称パターンや高速走行時のトレッド剛性を高めるポリアミドキャッププライを始め、最新のタイヤ構造を採用することで、ミニバンやワゴンにも幅広く対応可能なエコタイヤです。トレッド剛性を高めるポリアミドキャッププライやワイドスチールベルトなど、最新のタイヤ構造により偏摩耗を抑制しつつ低燃費を実現しています。
ENERGY MXV8
業界に先駆けて開発した「エナジーコンパウンド」に改良を加え、さらなる転がり抵抗の低減を追求した「新ハイブリッドシリカコンパウンド」を採用し、グリップ性能を犠牲にすることなく、タイヤの転がり抵抗、耐摩耗性の向上を実現しています。
ミシュランのホームページはこちら ENERGY MXV8
【グッドイヤー】GOODYEAR
GTハイブリッド(トウモロコシ原料の新素材「バイオトレッド」採用が最大の特徴)
とうもろこし原料の「バイオフィラー」は、発熱を抑えて無駄なエネルギーロス(コロガリ抵抗)を減らします。
また、新プロファイル、新ブロック形状により接地形状も安定し、接地圧も均一化されることで摩耗エネルギーを分散し偏摩耗を抑えてロングライフを実現しています。
グッドイヤーのホームページはこちら GT-HYBRID
いろいろな種類のエコタイヤがあって迷ってしまいますね。
でもせっかくのエコタイヤもエア圧が低下していては、そのメリットが活かせません。
最低でも2週間に1回程度はエアチェックを行いたいですね。
ネットでもecoタイヤが購入できます。
こちらの記事を参考にしてください。
ブリジストンECOPIA EP100