先日、以前から壊れていた自動車キー(鍵)の修理をしました。
別に鍵そのものが 壊れていたわけではないのですが、キーを包んでいるプラスチックが割れてしまったのです。
実は初めて割れたのは1年以上前ですが、今までは瞬間接着剤で着けていたのですが、何度も着け直していたため最近では接合面がくずれてきてうまく接着できなくなってきました。
しかも、リモコンも電池切れなのか最近では押しても反応しなくなってしまいました。
リモコンも使えないなら、もうこれに固執することはないので、思い切ってキーに付いていたプラスチックを割り、中の金属のキーのみを取り出しました。
そして、プラスチックの代わりに木を使うことにしました。できるだけ堅い木が良いと思いホームセンターで探したのですが、樫(かし)や欅(けやき)などはホームセンターにはありませんでした。東急ハンズならあるのですが、近くに店がないので残念です。
そして、結局選んだ木材が「アガチス」です。触った感じが堅そうなのでこの帯板に決定しました。
ここから、子供が中学で使っていた彫刻刀で鍵の根本の形状に合わせてアガチスを彫ります。両側から挟み込むので二枚彫りました。
そして、接着剤で接着しドリルでキーホルダー用の穴を開けて完成です。
しかし、ここで問題発生!!
実際に車のドアはこの鍵で開けることが出来ることは確認済みでしたが、いざエンジンを掛けようとしたら、キーが奥まで届かず回すことが出来ないのです。
原因はキーを挿す穴の周りが少し盛り上がった形状になっているため、制作したキーの木が干渉した為でした。
早速干渉部分を切り落としてキーが奥までしっかり入るように改修しました。
そして、エンジンは見事に掛かりました。
いや~めでたし、目出度し!